【SV S5 最終683位】鬼火始動神毒牙

黒羽ラピッドです。

SVになってからようやく初の最終3桁を取ることができたので記念に記事を書くことにしました。剣盾含めて過去最高レートも更新できてめっちゃ嬉しいです!

対戦数があまり稼げず、環境考察も満足にできておらず、なんでいつもより勝てたのか理解できていないというのが正直なところです。

上振れや噛み合いと言ってしまえばそれまでなのですが、あとで振り返ったときの参考になるように最低限言語化してみたいと思います。むしろなにが良かったのか誰か教えて下さい。

※自分向け反省文なのでたぶん読みづらいです。ご了承ください。

〇メインROM

 最終 683位 レート1947 72戦 51勝 21敗

〇サブROM

 順位を上げる余裕なく6000位くらいでEND

  • 使用構築

  • コンセプト

 ①今期の相棒枠はテツノドクガ
 ②いつも通りの対面構築
 ③なるべく択を減らし相手の立ち回りに依存しない

  • 構築経緯

今月は仕事が死ぬほど忙しくてガッツリ潜ることができないのが初めからわかっていたので、ほどほどに四災環境を勉強できればいいかなと月初は思ってました。

いくつかレンタルを試すなかでシグマさんがgamewithへ寄稿していたパオカミキバのレンタルパーティの使用感がよく、これを軸に戦うことに決めました。ブースト甘えるカミから積みエースを通す構築は前期も使用して(セグガモス)慣れていたのが大きいと思います。

5桁~4桁中盤まではパオカミキバ+チョッキドクガで駆け上がることができました。しかし順位が上がるにつれて、また環境が進むにつれてパオジアンが通しにくくなったように感じました。

対策を色々考えた結果ミミッキュの鬼火電磁波で誤魔化すというなんとも言えない結論に至ったのですが、結果的にこれがかなりハマりました。パオジアンが苦手な格闘タイプや先制技持ちの物理アタッカーに対して鬼火がガン刺さりするので、試合を優位に進められたと思います。

残り1枠はずっとカイリューを入れていましたがあまり選出できていないまま終盤になってしまいました。見た目の圧力はあるはずなので別のポケモンに変えると相手の選出が大きく変わってしまう気がして、抜くに抜けないのが悩ましいところ。最終的に構築の弱い部分にやんわり対応できるようにした結果よくわからない型になりました。

  • 個体紹介

1.パオジアン@気合の襷

普通の最速AS。性能的が好みで発売当初から気になってたポケモン。序盤はディンルーなどに対して安定して先発を任せられる襷枠として使用していましたが、前述したように通りが悪くなってミミッキュを採用してからはほとんど出さなくなりました。が、コノヨザル、ミミッキュマリルリエルレイド、ハッサムなどがことごとく先発で出てきたので見せポケとしてかなり効いていたのではないかと思います(全部ミミッキュの鬼火でカモりました)。

上振れ下振れの激しいメインウエポンの氷柱落とし。悪技はS1~S4でラウドボーンへの恨みがあるので地獄突き(普通に噛み砕くでいい)。ミラーやイーユイに撃つ聖なる剣。不意討ち択が嫌なので先制技は氷の礫。

たぶん先制技のリーチを伸ばす氷テラスの方がよさそうですが、どうせテラスは切らないので捕まえたときそのままの悪テラスで使ってました。再生で粘ってくる水テラスゴツメサーフゴー相手に悪テラス地獄突きで突破できたのが1回くらいありました。

2.ミミッキュ@広角レンズ

MVP。パオジアンが誘う初手物理アタッカーに対して鬼火を当てて機能停止に追い込むのががとにかく強かったです。サイクルを放棄してる都合上、初手の出し負けが負けに直結するので、ほぼ出し負けが存在しないこのポケモンはやっぱり反則だと思いました。また、鬼火や電磁波を相手に入れることで裏のポケモンの受け出しを可能にしたり詰め筋を増やしたりと、かなり重要な仕事をしていたと思います。

もともと鬼火を覚えるポケモンから探していったのですが、命中85%に依存するのが嫌過ぎたのでどうしたものかと考えていたところ「ミミッキュは珠以外なら持たせるものないから光の粉でいい」という誰かの言葉を思い出し「だったら広角レンズ持てるよね?」という発想に至りました。

技構成はせっかくならということで広角レンズとシナジーのある鬼火電磁波じゃれを搭載し、あと1つは起点回避の呪いとしました。影討ちが欲しい場面もありましたが珠を持たせない以上火力は知れているのでまあいいかなと。余談ですが、火力を求めなかった代償として、王冠を忘れていたことに気付かずずっとA0個体を使っていました(最速なのに同速負けしまくって気付いた)。

テラスタイプはなんでもよかったのでボックスに眠っていた鋼テラス個体を投入しましたが、たぶん無悪水炎あたりの方がよかったと思います。

3.ハバタクカミ@ブーストエナジー

前期から愛用しているブースト甘える型。調整はS3のコノヨカミパトラ構築のどれかをそのまま使ってるはず。物理特殊両方にデバフをかけられてかなり使いやすいです。これらのおかげで中間択を取りやすく、一手で負けに繋がるようなことが少なかったように思います。ブースト同士ではS負けすることが多かったので、調整は見直してもよかったかと思います。

メインウエポンのムンフォ。対特殊のマジフレ。対物理の甘える。残り1枠は痛み分けが多いかもしれませんが、このカミはサポート役と割り切った方が動かしやすく、構築全体で搦め手への対策が薄かったので挑発にしていました。ミミッキュとのシナジーを考えて祟り目にしたり、ガモス対策でパワージェムもありかもしれません。

テラスタイプは無難に炎。切る場面は少なかったです。

4.イダイナキバ@食べ残し

偉大なエース。冒頭で記載したシグマさんのレンタルの調整そのままです。身代わりという技に苦手意識があったのですが、前期通して使うことでなんとなく克服できたような気がします。配信かどこかで言われていた「特殊アタッカーを出される前にいかに身代わりを張った状態にするか」という言葉がわかりやすく、それを意識することで数ターン後までの立ち回りをよりイメージできるようになりました。

持ち物、技構成、テラスタイプまでレンタルそのままなので元記事を見てもらった方がよいかと思います。環境的に格闘撃ちたい場面も少なくないですが、やはりカイリューへの打点としてアイススピナーは必須でした。

火傷や甘えるで起点を作り、身代わりビルドでイダイナキバを通していく勝ち方が多かったです。ディンルー、キョジオーン、ヘイラッシャといった面倒な相手を起点にできるのが素晴らしいです。あまり使ってこなかったタイプの型なので色々勉強になりました。

5.テツノドクガ@突撃チョッキ

SVはチオハウハネ、ウルガモス、テツノドクガのいずれかを必ずパーティに入れることをテーマとしており、今期はドクガを使うことにしました。

調整は序盤にお借りしたレンタルにいた個体を最後までそのまま使用していました。今確認したら準速セグレ抜き、身代わりがイカサマを耐えるように…とのことでしたが…身代わり…どこ…?

持ち物、技構成含めて「とりあえず」で始めたものの、そこそこ噛み合っていたので特に変更はありませんでした(前期はそういうことを試す時間が全然なかった)。

チョッキ持たせたことでこのパーティで唯一雑に後出しが可能となり、イダイナキバが苦しいハバカミやサフゴに対する引き先として使っていました。

メインウエポンの炎の舞は確定として、毒技は崩しや中間択になり得るのアシッドボム。流行っていたチオンドヒドに負けたくなかったので採用した放電はそこそこ刺さる相手が多く撃つ機会は多かったです。カイリューにテンポを取られたくなかったのでマジカルシャインを採用。アシボからの妖テラスマジシャでディンルーにも撃ち合えました。

草テラスエナボやミラー意識のサイキネの組み合わせもアリだと思いますが、今回は弱点の少ない妖テラスが構築のコンセプトにあっていたような気がします。

火力が微妙に足りないことが多く、調整や技構成ともにもっと色々試す余地があったなぁと心残りがかなりあるポケモンです。今後も相棒枠として付き合っていくことになるのでそれはまたの機会に。

羽をカタカタ動かす後ろ姿がカッコ良すぎるのでそのうち絶対色厳選する。

6.カイリュー@達人の帯

諸説枠。最初から構築にいたのに最後までちゃんと使ってあげられなかったポケモン。飛行テラバはテラス前提で使いにくい、鉢巻はサイクルできないので無理と考え、初めはラム竜舞で使っていました。

具体的な役割を考えずに採用したためあまり積極的に選出しない状況が続いていましたが、相手の構築にドクガ、ツツミ、ロトム、アマガあたりがいるとイダイナキバを選出しづらいので、その辺に勝てそうな型を模索しました。S4の10位構築にいた両刀帯カイリューが面白そうだったので調整を丸パクりして技を少し変えて使ってました。

神速は確定として、残りはどれもピンポ採用。ディンルーに悩みたくないのでけたぐり、ハバカミに撃つアイへ、アマガや水飛テラス勢に撃つ10万ボルト。帯の効果が乗ることで弱点を突ければそこそこの火力が出て思ったよりは活躍しました。

例によって考察を煮詰められてないので、参考元のように明確な意図を持って扱えていたわけではありません。メインウエポンの無テラス神速に帯の効果が乗らないのが残念ポイントなのでおそらく普通の型の方がいいです。それでも選出した試合はちゃんと活躍したので、選出画面での圧力も含めてやはりどんな型でもカイリューは強いと再認識しました。

  • 選出

だいたいは初手ミミッキュ+カミキバドクガから@2。

相手の積み展開が見える場合は呪いで流すためミミッキュを裏に置くこともある。

パオジアンは初手に出し負けする相手がいなければ出す。ステロ撒きがいなければ裏から出すのも可。

ハバカミ入りにキバを出す際は引き先のドクガが必要。ツツミ入りは引き先がいないのでキバは出さない。

テラスは基本的にキバドクガカイリューのいずれかに切ることになるので選出段階でイメージを固めておく。

  • 重い相手

・サーフゴー

ミミッキュカイリューが何もできないので、ドクガやキバを大事に動かす必要がありました。

ロトム

→明確に有利な駒がいないので、いかに流れの中で削りを入れていくかを考えてました。

キノガッサ

→安定した処理ルートを用意できていないので、1体犠牲に襷を削って上から叩くことしかできませんでした。

ウルガモス

→途中から明らかに増えた気がします。蝶舞を積まれてしまうと止められないので、ハバカミの挑発やミミッキュの呪い電磁波で展開前に処理を目指します(それができれば苦労しない)。

・トドロクツキ

→ガモスと同じく竜舞を積まれてしまうと止められないので苦しいです。

・鈍いヘイラッシャ

→無理。

  • 反省

ここまで読んでいてお察しかもしれませんが、調整意図の把握や型の考察が全然できていないポケモンばかりを使ってました。

時間をかければもっと上を目指せたという保証はないですし、逆に順位が落ちた可能性も全然あったと思います。今回の結果自体には満足していますが、「できることをすべてやり尽くした」という達成感は全然ないです。

自分のポケモンに対するスタンスは「あくまでゲームなのでリアルを犠牲にしてまで取り組むものではない」という感じなので、今回はこれでいいと思ってます。もちろん機会さえあれば1シーズンくらい全力でポケモンに捧げてみたいという思いはありますが。会社潰れてくんねぇかなぁ。

今期以降もどこまでやれるかわかりませんが引き続きランクマは潜っていきたいです。またチャンスがくれば次はR1950、またはそれ以上を目指したいと思います!